109シネマズ名古屋で「ライフ」を観る。ボクは苦い後味だった。人間も知的生命体も、生きるために必死だったのだ。

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映画『ライフ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

世界各国から6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに集結し、火星で採取された地球外生命体の細胞を極秘調査することに。まさに神秘としかいいようのない地球外生命体の生態に驚がくする彼らだったが、細胞は次第に進化と成長を遂げ高い知能を誇るようになる。やがて地球外生命体に翻弄(ほんろう)され、宇宙飛行士たちの関係が揺らぎ始め、ついには命を落とす者も出る。助けを呼べない宇宙で追い詰められた彼らは……。

引用元:映画『ライフ』 – シネマトゥデイ

人間が最強じゃなくなる時

人間って、いちおう地球最強ですよね。食物ピラミッドの頂点にいるし、快適な環境を作り上げるし、そのためには資源を加工する。

開発の手は宇宙にも伸び、人間が進出しようとしている。夢のあるプロジェクトの反面、脅威はないんだろうか、とも思う。そういうことが起こらないようにしているのは分かるけど、万が一……ということだって起こるかもしれない。

この作品、そんな「万が一」が起こる。採取した地球外生命体の方が、人間よりも上になってしまう。人間の知的好奇心が、とんでもない事態を生んでしまうんです。

そんな攻防も、すべては生きるため。「ライフ」というタイトルが、それを物語っている。

押さえられない知的好奇心が、とんでもないことになる

人間の知りたいという欲は止められない。今までは進歩を生んできたけど、偶然だったのかもしれない。知りたいという欲がパンドラの箱を開けてしまうことだって、ないとはいえない。

それでも、知りたいと思う気持ちには勝てないのが人間。あんまり思い上がっちゃいけないね。そう思うくらい、怖かった。この作品。最後の最後まで、どうなるか分からないし。