先日発売になった「LIVE POTSUNEN 2013『P+』/小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ」は、ひとつの作品が生まれるまでとその進化を楽しめる。初めて小林賢太郎に触れる人はもちろん、すでにどっぷり浸かっている人にとっても別の魅力が詰まった2枚組。

LIVE POTSUNEN 2013『P+』/小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ [DVD]

2枚組のひとつ「小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ」は、自身初の海外公演を追いかけたNHKの番組がそのまま収録されています。海外でコントの種を見つけ、アトリエで形にして、舞台で発表されるドキュメンタリーは、ボクにはたまらない。小林さんのエッセンスを自分にも生かせないかを気にしながら観ました。

そして「LIVE POTSUNEN 2013『P+』」は、海外公演のコントをブラッシュアップしたり、新作を加えたりした日本凱旋公演。ボクはこの公演を観に行ったんだけど、その時は海外公演のものとはそんなに変わってないかなと思ってました。「あ、これはこないだテレビでやってたやつだな」とまで思ってたんです。

でも、こうやって2枚組のDVDを続けて観ると、もっと分かりやすく、おもしろくなっていることに気がつきました。小道具を増やしていたり、新しく思いついたものを加えていたり。海外公演と同じものと思っていたボクの、なんて浅はかだったことか!

小林賢太郎テレビでは毎回コントづくりの裏側を放送してくれる。それを観ると、ボクも何かをやってみたくなる。そうやって思うんだけど、いつの間にかその気持ちがどこかに行っちゃう。時間がない、って言い訳にしてたんだけど、春からは時間ができそうだ。もう言い訳はできないな。