前に「2012個人的最強映画ベストイレブン」いう企画をやりました。その年に観た映画をサッカー選手に見立て、最強のフォーメーションを作りました。週に1本以上映画を観るようになって2年目だったかな。

あれからも映画を観続けて、週に1本映画を観る生活も4年目が終わろうとしています。それを知ったメディアスエフエムのスタッフが「映画で特番を作りましょう!」という企画を作ってくれました。ありがたいことです。

特番でも発表します、ベストイレブン!

2014年12月30日(火)の午後5時からの3時間、再放送は翌日31日(水)の正午からの3時間です。もちろんやります、ベストイレブン企画! 今年これまで観た映画57本から、あなたの心にゴールを決める最強映画11本!

今年観た映画は、57本。そのリスト

まずはボクが今年観た映画の作品のリストをあげましょう。最近観た作品からさかのぼっています。また「ゴーン・ガール」「ホビット 決戦のゆくえ」の2作品は対象外となっています。「ゴーン・ガール」は絶対メンバー入りさせたかったんだけど。

ベストイレブンを選ぶための指標を、あらためて

この企画をやるにあたって、スタッフから言われました。分かりにくいと。まあ、映画とサッカーの両方に詳しくないとおもしろくないかもしれないですね。そこで改めて、ちゃんとした指標を考えました。

  • オリデは監督であり、映画作品はサッカー選手である
  • 対戦相手は、あなたである
  • ゴールとは、観た人の心を動かすことである
  • フォワード(FW)は、ゴールを決めることができるもの、つまり、心を動かすことができる作品である
  • ミッドフィルダー(MF)は、FWが決められなかった時にゴールを決めることができたり、相手から攻められた時、つまりFWやMFの作品が相手の心を動かすことができなかった時に応えることができる作品である
  • ディフェンダー(DF)は、相手から攻められた時に応えることができる作品である。MFよりも「間違いない作品」である要素が強い
  • ゴールキーパー(GK)は、FW・MF・DFすべての作品が心を動かすことができなかった時に応えることができる作品である。

…こんな感じですかね。サッカーにおける攻撃的な選手は、この企画では自分の好みが強い作品で、守備的な選手は万人受けのいい作品というイメージかな。

2014オリデ的最強映画ベストイレブン

さて、なんとなくイメージができたところで、2014オリデ的最強映画ベストイレブン、いってみましょう!

最強映画ベストイレブン

個性的なメンバーが選ばれた2014年

今年は「映画ファンじゃなくても知っている作品」というものがメンバーに入ってこなかったので、個性的なメンバーになりました。ワントップに「インターステラー」。誰もが認めるストライカー(名作に値する作品)ではないでしょうか。DFタイプの作品が少なかったので、3バックにして中盤を厚くしました。「青天の霹靂」をセンターバックに。この作品なら相手の攻撃を止めてくれるでしょう。…あ、邦画がこれ一本だけだ! 洋画にピンと来ない人にも対応できるという意味でも、センターバックにふさわしい作品。

あとは空いているポジションを埋めていく作業。ワントップの下、左のポジションは「猿の惑星 新世紀」。大作であり、かつ観ごたえのある作品はこれでした。大作を置いて、バランスを取りたかったんだよね。そして、中央の攻撃的MFの位置に「イントゥ・ザ・ストーム」を入れました。上映時間が長くないのに、しっかり楽しませてくれるというのが選んだ理由。そしてGK…ホント迷って…守り切ってくれるのは「GODZILLA ゴジラ」かなあ。

それよりも迷ったのが、中盤の底、守備的MFの位置。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を選んだけど、「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」でもよかったかもしれない。でも「晴天の霹靂」と似て、コメディタッチなんだよなあ。同じタイプの作品にしない方が幅広く対応できるもんね。

オリデ的最強映画ベストイレブン(女性向け)

ということで「2014オリデ的最強映画ベストイレブン」はこんな感じ。でも、この対戦相手は幅広い年齢層を狙ったものです。これが女性向け・男性向けになると構成がガラッと変わる。女性向けにすると、メンバーはこんな感じ。

女性向けベストイレブン

「小さいおうち」「アナと雪の女王」がベストイレブン入り

「ハートウォーミング・泣ける・オシャレ」が、ボクが女性向けベルトイレブンを選ぶ時のキーワード。特筆すべきは、GKの「アメイジング・スパイダーマン2」。アメコミ作品で一番恋愛のシーンが多くて、デートムービーに選んでもいいんじゃないかと思いました。

「最強映画ベストイレブン」ではDFだった「晴天の霹靂」がMFになってるのも、こういう企画ならではの現象。DFの数がまあまあ揃ったので、攻撃力の高い「晴天の霹靂」のポジションをひとつ上げました。「攻撃力の高い」というのは、観終わった後に「よかったなー」って思える、ってことです。

MFに入れた「小さいおうち」と「アナと雪の女王」は、女性の感性にビンビンくる作品だと思うのです。対戦相手によって何を選ぶのかってのも、この企画の面白さです。

オリデ的最強映画ベストイレブン(男性向け)

では、男性向けになるとどうなるか、というと…。

男性向けベストイレブン

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「イコライザー」は納得のメンバー入り

男くさいですねえ。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とか「イコライザー」が入ってくるんです。「アクト・オブ・キリング」も、男性向けだったら十分対応できる魅力を持った作品です。

もちろん、異論もあるでしょう。そういう意見が出てくるのも、サッカーと似ている。「あれがえらばれないのはおかしい」とか「あれがあのポジションなのはおかしい」とかいろいろ言いながら、あなたの最強映画ベストイレブンを決めてください。そして、ボクが選んだメンバーと比べてみましょう!