午後、豊田スタジアムへ。エフエムとよた「GRAMPUS BEAT」の生中継。J1第33節、名古屋グランパス対モンテディオ山形戦を実況。

前半。あれ…あれれ? どうした、グランパス! パスがつながるじゃない! 選手が動くじゃない! 今シーズンボクが実況した中では一番いい状態なんじゃないの?

自由に動いているサッカーも、実はだいたいポジションが決まっていて、右サイドのこの辺に選手がいればこの人だろう、と検討がつくものなんです。ところが、右サイドでボールを持った選手が、さっきまで左サイドにいたというようなポジションチェンジをすることがあります。きょうのグランパスは、これがよくありました。その都度フォローのコメントを言わなければいけないので、ラジオ実況泣かせです。でも、嬉しい!

パスもリズミカルにつながり、相手のゴール前まで運ばれる。前半に小川選手が1点、後半にマギヌン選手が1点を取り、2−0でグランパスが勝つ。

この試合はホーム最終戦だったので、ストイコビッチ監督のあいさつがあり、選手とスタッフがピッチを一周する。いつ見てもいいシーンだなあ。

今年のグランパスはシーズン途中に選手が移籍してきたり、ケガ人もあったりして満足のいく状況で試合に臨めたことが少なかったかも。ただ、シーズン終盤のここに来てチームがまとまってきたので、これからのグランパスはさらによいチームになっていくはず。

ただ「来年はきっといいチームになる」とは書きたくないんだよね。だって、天皇杯があるから。この調子で残り試合を戦って欲しいなあ。