高校での講義が終わったあと、109シネマズ名古屋へ。「宇宙兄弟」を観る。

宇宙に魅了され、毎日宇宙のことばかり考え星空を追い続けていた兄弟がいた。天然パーマの兄・南波六太〈ナンバ・ムッタ〉とツンツンヘアの弟・南波日々人〈ナンバ・ヒビト〉は、幼いころ、月に向かうUFOを目撃し「2人で一緒に宇宙に行こう!」と約束を交わす。

それから19年後。弟・ヒビトは、約束通り宇宙飛行士となり、世界中の注目を集めながら間もなく月へ旅立とうとしていた。一方、兄・ムッタは上司に頭突きをし、勤めていた自動車会社をクビになり無職のムッタとなっていた…。そんなムッタのもとに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる手紙が届く。それは、かつての約束をすっかり忘れていた兄に内緒でヒビトが応募したものだった。

「忘れたのかよ、あの約束」

ずっと約束を忘れていなかったヒビトの想いを受け、ムッタは一度は諦めていた夢に向かって再び走り出す。そして、ヒビトが宇宙へ飛び立つ日がやってきた。LIFT OFF(打ち上げ)するロケットを見送りながら、宇宙への想いをさらに強くしたムッタ。ライバルたちとの激しい競争の末、ムッタが最終試験まで辿り着いたとき、日本人初の月面歩行者となったヒビトの乗ったローバー(月面探査機)が月の上で消息を絶つ…。
地球と月。遠く離れた場所で同じ夢を描く兄弟。
絶望的な状況のなか、衝撃と感動の結末がふたりを待っていた。

引用元:映画『宇宙兄弟』公式サイト

序盤から号泣! まさかこんなに泣かされるとは思わなかった! 序盤、ヒビトはムッタに宇宙を目指すよう言うんです。決して強く言うのではなく、軽く、でもムッタの心に確実にヒットする言い方で。それは兄のことをよく知っている弟でなければできないよね。そんな関係…「兄弟愛」って言うと薄っぺらくなっちゃうけど、全部言わなくても、遠回しでも確実に言うことが分かってしまう関係。そのセリフの数々に涙腺を刺激されっぱなし。

ヒビトが宇宙に行ってからは、ムッタを中心にした別の展開になる。ここもおもしろかった。ちょっとキャラクターをシンプルに描き過ぎてる感じもしたけど、兄と弟の関係を際立たせるためには他の人間関係をこのくらい分かりやすくしといた方がいいんだろうな。ムッタが葛藤のあと言い始めるセリフは、ストーリーを観てたら狭くなったボクの視野をグッと広げてくれたし。

あらすじは予告編のとおりなんだけどね。ヒビトが宇宙に行ってる間の話がボクをぐいぐい引っ張ってくれた。予想をはるかに超えてよかった映画。予想もそんなに低くなかったのに、それをかるーく超えた映画。自分に兄弟がいたら、きっと比較しなから観ちゃうと思います。

COLDPLAY の主題歌、PRYMAL SCREAM の挿入歌もよかったです。
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原作のマンガも、いつか読んでみようかなあ。