Twitter のタイムラインを見ていたら、坂本美雨さん( @miusakamoto )がこんなツイートをしました。



I’m yours! (初回生産限定)

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<数字の全角と半角が揃ってない公式の書類とか、ほんと信じられないわん>

数字の全角と半角が混ざってる文章、ボクも書いています。それは大学の時、論文を書く時のルールがあったんです。「ひと桁の数字は全角、ふた桁以上の数字は半角にする」というもの。このルールをずっと使ってきました。

ワシが学生の頃は、まだパソコンが普及してなくってのお…と、急におじいちゃんになることはないんですが、たぶん手書きでレポートを書いたことのあるギリギリの世代です。原稿用紙に、ペンで書いておりましてね。その場合も、ひと桁の場合はひとマスを使って書き、ふた桁以上の場合はひとマスにふた桁ずつ数字を書いてました。

で、卒業論文は Microsoft Word で作ったのですが、その時もこのルールが適用されました。ルールに外れたレポートになって単位がもらえないと嫌だったので、きちんと守りましたよ。その時からずっと、全角数字と半角数字を使い分けてました。

で、坂本美雨さんがそんなことをツイートしていたので、こんなふうにリプライしました。

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<@miusakamoto 大学の時「ひと桁は全角、ふた桁以上は半角」ってルールを聞いたことがあるんですが、そのせいですか…?>

そしたら、メンションが。

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<@miusakamoto @kenichioride ワープロ時代の名残りですよ!>

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<なぬぅぅぅ、ゆるしがたいルール…! RT @takenishi RT @kenichioride 大学の時「ひと桁は全角、ふた桁以上は半角」ってルールを聞いたことがあるんですが、そのせいですか…?>

あら、このルールって一般的じゃなかったんだ…と思って、調べてみました。もともとこのルールは印刷業界が決めたもので、一行の長さをそろえるためだったということ。ワープロが全盛になった時代にもそのルールが踏襲されたようです。

そして、パソコンで文書がつくられるようになると、パソコンの進歩とともに見やすい文字の開発が進み、今度は検索のしやすさが求められるようになります。全角と半角の数字が混じってると不便なため、ひと桁でも半角数字を使うのが一般的になりつつあるようです。

今回調べてみると、2005年から2008年くらいまではルールについて質問している人が多くいたようです。それ以降、この疑問を投げかける人が見つからなかったということは、この数年で数字を半角で統一している人が増えてきたということなのかな。「ひと桁は全角、ふた桁以上は半角」ルールで文章を書く人の方が珍しいのかもしれない。

そういえば、よく使われているワープロソフトの Microsoft Word は、全角と半角で使われるフォントが違ってるよね。その状態で「ひと桁は全角、ふた桁以上は半角」なんてやったら、ひとつの桁で違うフォントになっちゃうから、気持ち悪いことになっちゃう。全角と半角でフォントを揃えれば解決するけど、もっと簡単に「全部半角にしてしまおう」っていう解決の仕方をした人が多かったんじゃないかなあ。あと、やっぱり検索するときの便利さだろうね。

そうか、全ての数字は半角で書いたほうが今は一般的なのかもしれないなあ…。学生時代からずっと、ひと桁は全角で書いてきたけど…。というか、このルールが正式な文書の書き方ではなく、印刷業界のルールだったってことに驚きだ。それを官公庁や大学が採用したってことみたい。

でも「文書作成のルール」なんてのが決まっているところは、それを守らないと採用されないこともあるだろうから、注意が必要だね。すべての数字が半角が一般的、ってのはパソコンの内部で主に文書が完結している場合であって、紙に印刷する場合は、また違うんだろうね。

今回はいろんなサイトを参考にさせていただきました。

三代目備忘録ぶろぐ: 数字は全角か半角か
原稿の表記統一ツール …

ビジネスの文書における、数字の半角、全角は? – その他(ビジネス・キャリア) – 教えて!goo

一桁は全角数字・二桁以上は半角数字、を止めろ運動

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