独立国家のつくりかた (講談社現代新書)」を夜中に読み始める。面白くって一気に読み、明け方になっちゃった。得意なものをお互いに提供しあって生活するってこと、なんで今は後回しになるんだろう?

商品の説明
内容説明
現政府に文句があるなら、勝手につくっちゃえばいい! 東日本大震災後に熊本に新政府を設立し、初代内閣総理大臣に就任した男が明かす、いまを生きのびるための技術とは? 何も壊す必要などない。ただ、あらゆる常識を根底から疑い、歩きかたを変えてみる。視点を変えてみる。そして、思考しつづける。それだけで世界はまったく別の相貌を見せ始める。ここには希望しかない!
内容(「BOOK」データベースより)
現政府に文句があるなら、勝手に独立国家をつくっちゃえばいい。匿名化したシステムとは戦わない。何も破壊しない。ただ、歩きかたを変えること。視点を変えること。そして、思考しつづけること。それだけで世界はまったく別の相貌を見せ始める。路上生活のエキスパートたちに教えを請い、歌うように、踊るように、DIYで国をつくった男が語る、いまここにある希望。
著者について
坂口 恭平
1978年、熊本生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家・作家・絵描き・踊り手・歌い手。2011年5月、新政府を樹立し、初代内閣総理大臣に就任。写真集に『0円ハウス』(リトルモア)、著書に『TOKYO0円ハウス』(河出文庫)、『隅田川のエジソン』(幻冬舎文庫)、『TOKYO一坪遺産』(春秋社)、『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(太田出版)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
坂口/恭平
1978年、熊本生まれ。2001年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家・作家・絵描き・踊り手・歌い手。2011年5月、新政府を樹立し、初代内閣総理大臣に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

引用元:Amazon

独立国家、と言っても本当に独立をしていくわけじゃない。「今の日本はダメだ! だから我々の国が…!」ということではない。この国のシステムに依存するところがありながら、ある程度の生活を自分たちで進めていく、ということです。そのためには、この社会がいくつもの「レイヤー」でできていることに気づかなければならない。

この本にはそれに気づくために、土地についての別の見方を与えています。ボクはここを読んで「えー! そうなの!」と思いました。それはまさに、別の「レイヤー」に気づいたということですよね。

ちょっと例えが違うかもしれないけど、テレビや雑誌で特集される「こういうことを知ったらもっとおトクに!」ということです。それの「うまく工夫すれば、なんとタダになるんですよ!」というパターン。

また、自分はこうしたい、という考えに基づいて行動をしていくといろいろな反応があることも読んでいておもしろかった。銀行が会議室を提供してくれたんだ!

今の生活に疑問符がついているのなら、その理由を探ること。そして、なんか変だな、おかしいなと思ったらそれを取り除いてしまうこと。そうすると、いつの間にか縛られている見えない鎖を少しだけ断ち切ることができるかもしれないね。生きている人すべてが全く同じ生活になるはずがないもんね。