先週「桐島、部活やめるってよ」を観に行ってました。愛知県じゃもう公開している劇場がほとんどなくて、イオンシネマワンダーで観てきました。…観るんじゃなかった。高校生活のいいところも悪い所も思い出した。

8月11日(土)公開 映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイト

とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。

引用元:映画『桐島、部活やめるってよ』 – シネマトゥデイ

観ていてむずむずするような、席を立ちたくなるような、目を覆いたくなるような恥ずかしさ。自分の学生生活と、見事に一致する。このキャラクターはあの人だ、こっちはあの子だ。これはボクだけでなく、映画を観ている誰もが思うはず。

そして、お互いがそれぞれのテリトリーを作り、絶妙な距離感を保っている学校生活。ひとり欠けただけで、そのバランスが崩れていく学校生活。それがこの映画で見事に再現されていた。

社会に出ることでポジションが生まれ、それがオトナを生きやすくしている。まだどんなポジションにもついていない学生は、自分の立ち位置からはみ出さないように一生懸命、自分を守る。この社会はたぶん、学生よりもオトナの方が生きやすいんじゃないかなあ。

自分が今、いろんな人とおつき合いさせていただいてるのって、不思議だもの。学生時代じゃありえないだろ、って人とおつき合いさせていただいてるもん。それはボクが社会に出て身についたものが、絶対助けてくれていると思う。

オトナになるって、そういう意味では楽なのかもしれないなあ。オトナになるって、そういうことかなあ。