夕方から、FMわっち。通りに面しているところがガラス張りになっているので、下校中の高校生が手を振ってくれる。100%女子、っていうのも、おもしろいなあと思う。ふと「ラジオのすごい人たち: 今こそ聴きたい34人のパーソナリティ」に書いてあったことを思い出した。

面白い番組には何が起きているのか、ということについて、著者の豊田拓臣(とよだ・たくみ)さんは「スイング」という言葉を使っています。プロレスで言われているもので、会場が一体となり、揺れるように盛り上がっていくことだそうです。

スタジオの中だけではスイングは生まれず、メールやFAXなどのメッセージという形で一体となって盛り上がっていくのが、ラジオの面白さだなあと思いました。そして、FMわっちで言えば、スタジオが見えるつくり、というのもそういったパイプのひとつだなあと思ったのです。

現に、きょうのエンディングに外で見てくれていた高校生と本番中にコミュニケーションを取ってみましたが、それまでの2時間50分とは違ったスイッチが入った感じになりました。ラスト10分でこんな感じになるのなら、うまくやればもっとスイングが生まれんじゃないかと思ったんです。

もちろん、そっちばかりになってしまってもいけないから、バランスは必要だけどね。「スイング」を意識しながら、来週もやってみよう。