お芝居や音楽を生で聞くことはありましたが、自分の
フィールドでもある「読み」を生で聞くことって、ありそうで
なかったんです。いわゆる朗読イベントってやつですけど、
見に行くことになかなかご縁がありませんでした。
そう思っていたんですが、きょう、名古屋テレビ
(メ~テレ)のアナウンサーの方々が行う朗読イベントを
見る機会に恵まれました。「食」にまつわるエッセイや
物語、マンガを朗読する内容で、アナウンサーのクリアな声が
ホールに響き渡っていました。

やっぱり、いいですね。ボクもいろんな原稿を読んで
いますが、個室に入ってることがほとんどですからね。
このようなライブのように大勢の人の前で読むと反応が
すぐに帰ってくるから、楽しいだろうし、それがまた
怖いんでしょうね。あと、読み手のはしくれとしてはやっぱり
自分も舞台の上に立つこともやりたいなあと思いました。

あ、それからね、なぜだか分からないけど、出演した
方たちは全然別の世界の人たちに見えたんだよね。
それはいつも人前に立つことで生まれるオーラのような
ものがあったからかもしれない。対して、ボクは…。
そういうところ、ちょっとうらやましいんです、正直。