名古屋は鶴舞にある「K.d japon(KDハポン)」。JR中央線の高架下にある、18坪の倉庫を改造したお店です。ずどーんと高い天井が、小さくても開放感を演出しています。元の倉庫をうまく生かした2階席からの眺めは、なかなかのものだろうなあと思いました。ちょっとアニメ版「アルプスの少女ハイジ」で見た、ハイジの寝室を思 い出しました。

ここで「言葉ズーカ」というイベントが行われたんです。詩の朗読イベントで、今回で9回目。ひょんなことでこのイベントを知り、お邪魔しました。会場前からお客さんがいっぱいで2階席はもちろん、ステージ前のイス席はいっぱい、立ち見のお客さんもいました。時間の都合でオープンマイクしか見ることができなかったんですが、開演前にエントリーした詩人たちが、自作の詩を朗読していきました。

詩人たちの朗読を聴いているうちに、自分の住んでいる世界は、言葉が比較的軽いものになっているなと思いました。言葉に接して、書かれている言葉を表現することが多いぶん、言葉の重みが薄れてきています。麻痺してるんですね。ステージ上の詩人たちはきちんと言葉の重みを感じて、詩を朗読しています。言葉を軽く扱ってないかい? と問いかけられているようでした。

ボクが失礼した後は、もっとおもしろく、もっと言葉の表現が巧みな方たちが出演したようで…。ああ、見たかった!

K.D japon

【写真】途中で失礼しましたが、この時、この中ではまだまだ楽しいことをしています