夏だからといって、長期的な休みもなけりゃ、夏のイベントの予定もありません。「暑い」という感覚はあっても、「夏」という感覚がないんです。もう立秋も過ぎたんで、残暑になるんでしょうけどね。残暑なのに、なんで37度まで気温が上がるんだい? 今シーズンはこんな日はなかったんで、比較的おとなしく暑さが過ぎるかと思ったら、全然そんなことなかったね。

で、「夏フェス」なんてのもありますね。みんなでどっか一カ所に集まって、イベントを体験するってやつ。主に音楽が多いんでしょうか。もちろん、今年もこういうイベントも行くことはありませんでした。でもね、きょう「あ、こういうのも夏フェスに入れちゃえばいいんじゃない?」ってことを体験してきたんです。

どうしても入ってみたかった喫茶店に行ったんですが、そこで見た高校野球のテレビ中継。その空間にしばらくいて、急に思いついたんです。「あ、これは、全国のサラリーマンが憧れる『炎天下、暑さしのぎに喫茶店に入って高校野球』という夏フェスじゃないだろか!」って。昔、植田まさしの4コママンガで見て憧れていた光景! ワイシャツにネクタイのサラリーマンが喫茶店に入って、そこで高校野球を見ることにオトナを感じていた少年時代。どこかイベントにいくには、お金もかかるし、疲れる。サラリーマンが思いついた、お手軽な夏フェスがそこにあったのです!

ただ…。今のご時世、そういうことがサラリーマンに許されているかどうかは知りませんけどね。第一、ボクがそうやって高校野球を見ている様子なんて、どう見たって「仕事なく、仕方なく見る高校野球」って感じだもんなあ…。うまいこと川柳にまとめるんじゃないってばさ。

炎天下

【写真】設問。適切な擬音を入れよ