シネコンのレイトショーなんて、何年ぶりに行ったでしょうか。いや、そもそも、映画を観たのは何年ぶりだったでしょうか。

人が少ないのと、朝早い用事はないことが多いんで、平日のレイトショーを昔はよく利用してました。ネットで上映時刻を調べてたら、今は直接劇場の チケットが取れるようになっていて、しかも座席まで指定できるようになっているんですね。映画館の座席はスクリーンの前の方、真ん中、後ろ、とそれぞれ好 みはあるでしょうが、はて、ボクはどの場所が好みだったっけ? そんなことも忘れるくらい、ホントに映画はごぶさただったんです。

劇場について、自動ドアを通ると、ポップコーンにつかわれてるであろう、キャラメルの甘ーい香りがしてきて、ああ、そうそう、映画館って、こんな 感じだったなあと思い出しました。けっこうな人がいたけど、やっぱり大学生風の人が多かったかな。そうか、まだまだ夏休みの大学もあるだろうしね。

映画が終わって外に出ると、街の表情がすっかり変わってました。そりゃそうだ、2時間近く外の空気を感じることはなかったんだから。映画を観る楽しみって、こういうふうに現実に戻ってくる感覚が楽しいのかもしれないですね。