全国じゃどのタイミングで放送されてるか分かりませんが、名古屋じゃ木曜深夜に始まりました「墓場鬼太郎」。1話は鬼太郎が誕生するシーンから。生まれた鬼太郎は悪い妖怪どもを退治する…ことは全くありませんからね、この作品は。ま、そんな鬼太郎にどうしても違和感を覚えてしまう我らサードゲゲゲ世代。吉幾三がオープニング、のね。

すごいなあと思ったことがふたつ。ひとつは、電気グルーヴが歌うオープニング。水木しげるのマンガのカットを生かしたポップな色合いになっていて、このまま海外にも通用するんじゃないの? という感じ。

もうひとつは、鬼太郎の声を演じる野沢雅子。ファーストゲゲゲとセカンドゲゲゲでも鬼太郎を演じています。前に「私の演じるキャラクターで、同じ声を出すものはひとつもない」っていうインタビューを聞いたことありますが、「ゲゲゲの鬼太郎」と「墓場鬼太郎」はまったく違う声になってる。もちろん、ベースはあの鬼太郎の声だと思うんだけど、「墓場鬼太郎」は底意地の悪さのようなものが加わってる。すごい!

作品は全11話の予定。あっという間に終わってしまいそう。ただ「妖怪人間ベム」のような重さがあるので、ご注意を。墓場鬼太郎を見るもよし、フィフスゲゲゲでねこ娘に萌えるもよし、両方見て違いを楽しむもよし。この冬の楽しみのひとつです。