TOHOシネマズ東浦で「十二人の死にたい子どもたち」を観る。子どもたちが順番に手を挙げるシーンは、この作品の集大成。これが観られただけでもよかったなあ。

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映画『十二人の死にたい子どもたち』オフィシャルサイト

それぞれの理由で安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の少年少女は、そこで死体を見つける。死体が何者で自殺なのか他殺なのか、集まった12人の中に殺人犯がいるのか。やがて、12人の死にたい理由が明らかになっていく。

引用元:十二人の死にたい子どもたち (2018) – シネマトゥデイ

たまーに、死にたいって思うことはある。不謹慎だけど、ため息をつくように。ボクは今のところ、死んじゃったら迷惑がかかるってことの一点があるからとどまってる感じかな。

何を甘えたことを言ってる、って思うでしょ? 自分でもそう思う。この作品に登場する子どもたちも、中には「なんじゃそりゃ」って思う理由で死にたいって思ってる。

でも、本当は、生きたい。登場人物たちも、だんだんそういう気持ちに気がついていくようだ。ラストシーンで子どもたちが順番に手を挙げていくところは、誰が、どの順番で、どんなふうに手を挙げていくかってところも注目できて、よかったなあ。

この作品、ところどころにユーモアというか、ギャグというか、笑いの要素が入ってくる。あんまりうまいタイミングではないなあって思ったんだけど、これだって、こういった「笑いの要素」が入っているうちは人は生きる希望を持っているよ、っていうメッセージかもしれないな。