109シネマズ名古屋で「スパイダーマン:ホームカミング」を観る。ボクはアイアンマンが好きなので、アイアンマンのシリーズを観ていたような気になった。

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映画『スパイダーマン:ホームカミング』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し……。

引用元:映画『スパイダーマン:ホームカミング』 – シネマトゥデイ

鑑賞後の妄想

鑑賞後のヒーローインタビュー。

「放送席、放送席。きょうのヒーローはもちろんこの方! プロ初登板で見事初勝利を挙げました、スパイダーマン選手です!」
「ありがとうございます」
「試合を振り返って、いかがでした?」
「そうですね。途中、危ない場面もありましたが、守ってくれた先輩方に助けられました」
「ご自身が語ってくれているのは、4回のあのピンチですね?」
「はい」
「あそこで、セカンドのアイアンマン選手がマウンドに駆け寄りましたが、そこでは何を言われましたか?」
「『若いんだから、思いっきり投げていけ』と言われました」
「結果、セカンドゴロ。アイアンマン選手のアドバイスが効きましたね!」
「未熟なボクを引っ張っていただきました」
「最後に、次の登板に向けてひと言、お願いします」
「次回は完封を目指していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」
「ありがとうございました。きょうのヒーローは、プロ初登板初勝利の、スパイダーマン選手でした! 放送席どうぞ」

……ええ、もちろんこんなシーンはないですよ。ボクの脳内ででっちあげただけ。でも、こんな印象になるくらい、アイアンマンのイメージが色濃く残った作品でした。

アイアンマン先生が導くスパイダーマン

マーベル・シネマティック・ユニバースの中に入ったスパイダーマン。若いこともあり、この世界ではアイアンマンがメンターになった。ストーリーとしても、作品の規模としても、アイアンマンに導かれているという感じになっている。

トム・ホランドが演じるスパイダーマンの登場が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」だし、この作品の冒頭を観ても感じたんだけど、アイアンマンがスパイダーマンの先生的な役割になっている。

そこで思ったのが、さっきの妄想ヒーローインタビュー。守りに助けれられながらも責任を果たし、初勝利を挙げたルーキーピッチャーに重なる。

ボクはロバート・ダウニー・Jr が演じるアイアンマンが好きなので、この展開は楽しかった。そのぶん、スパイダーマン単体としての作品として観ることができなかった。

改めて振り返ってみると、ティーンが大人に成長していく過程を感じた。それがもう少し色濃くなってくると、先日観た「パワーレンジャー」になる。

スパイダーマンというヒーローも大きな世界の中に取り込んでしまう、マーベル・シネマティック・ユニバース、恐るべし。