トリビアの泉で沐浴

テレビ番組「トリビアの泉」で放送されたものに、思ったことを書いていきます

トリビアNo.683~688 トリビアの種No.077 ガセビアの沼No.006

      2013/08/24

No.688 ことわざ「急がば回れ」で「回れ」といわれていたのは琵琶湖(番組評価 63/100へえ)

「急がば回れ」は、成果を急ぐなら遠回りでも確実な方法をとったほうがよいということわざですが、これは「醒唾笑(せいすいしょう)」という本に「武士(もののふ)のやはせの船は早くともいそかは廻れ瀬田の長橋」という室町時代の紫屋軒宗長(さいおくけんそうちょう)という歌人が詠んだ和歌が元になっています。これは「琵琶湖沿岸にある矢橋(やばせ)という場所から船で行くよりも、遠く迂回して瀬田の長橋(せたのながはし)を渡る方が確実である」という意味です。昔の人が東海道を通って京都へ向かう際、琵琶湖沿岸にある矢橋から石場までは歩いて向かう陸路よりも船で渡る水路を利用した方が早かったのですが、水路は比叡山から吹き降ろす突風を受ける危険な航海だったため、遠回りでも瀬田の長橋を渡る陸路の方が安全で確実だとされ、この和歌に詠まれた事実が有名になると共に「成果を急ぐ際は遠回りでも確実な道を選んだほうがよい」という意味の和歌が簡略化されことわざに転じていきました。

折出の評価 ★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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No.687 室町時代夫に捨てられた妻は再婚した夫の家に大勢で殴り込み家財道具を傷つける風習があった(番組評価 72/100へえ)

この風習は「後妻打(うわなりうち)」と呼ばれ、室町時代頃に庶民の間で盛んに行われていました。室町時代の文化について書かれた歴史書の「烹雑の記(にまぜのき)」には「(訳)元亀天正の頃(室町時代)先妻は襲撃の日時、味方の人数、武器の名前を書き新しい妻に渡す。当日は手に竹刀を持ち腰にも差し勝手口から乱れ入り、鍋、釜、障子を打ち壊す。頃合を見て仲裁役は間へ入り両者をなだめ納得させて先妻たちを帰す」とあります。この後妻打には、本気で家具を壊したり人を傷つけたりするものではなくお互いの良識や常識に基づく暗黙のルールがありました。まず先妻は親しい友達などを集めてチームを作り、仲間の人数や襲撃する日時や武器としてもって行き、道具の名前と数を明記した手紙を新しい妻に渡します。新しい妻はそれを受けて先妻の攻撃に対抗するためのチームを作ります。襲撃当日、先妻チームは大声を上げながら勝手口から家に入り柱やタンスを叩き相手を威嚇したり釜をへこませたり障子を破いたりします。もちろん障子の修理が大変にならない程度にです。新しい妻チームはそれを阻止しようとします。頃合を見計らって仲裁役が間に入って終了となります。これは、元夫と新しい妻に対し自分の記憶を刻みつけるためにこのような風習が行われていました。…過激な風習だなあ。ちなみに、助っ人として何度も呼ばれる後妻打のベテラン的存在の女性もいたそうです。「なに? あそこで後妻打? そんじゃああたしの出番だね。…何言ってんの、父ちゃん。あたしが行かないで誰が行くのよ。ご近所だって、あたしが行くのを楽しみにしてるんだから」っていうことがあったのかなあ。

折出の評価 ★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆

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No.686 ノミは高く飛び跳ねるがうまく着地できない(番組評価 85/100へえ)

ノミは自身の300倍以上高く飛び跳ねます。さらに、動物の体温や吐く息、動物が遮る影といった熱・炭酸ガス・明るさを微妙に察知して寄生対象となる動物が「おそらくこの方向にいるだろう」と見当をつけて跳んでいます。その時にノミは全ての足を違う方向に広げるような形でジャンプしていますが、どれかの足が引っかかってくれればいいという感覚で跳んでいます。寄生したい動物に向かってジャンプすることだけを考えて跳んでいるので着地を想定していません。全部出たとこ勝負です。一か八かです。寄生することに失敗すると変な体制で落ちてしまいます。ただ、ノミは非常に硬い表皮を持っているので相当な衝撃で落ちても全然傷つくことがありません。まごまごしていると寄生する動物が行ってしまうので、変な体制で落ちても立ち上がってすぐにまたジャンプを開始します。ノミ、一度や二度の失敗じゃくじけません。また、これまで飛び跳ねた時の姿勢も回転説や背面飛び説など意見が分かれていましたが、今回映像に収められたことで回転説が正しいことが証明されました。

折出の評価 ★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆

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No.685 銀行員には接客の模範演技を見せる全国大会がある(番組評価 72/100へえ)

社団法人金融財政事情研究会が主催していて、正式には「窓口応対セールス・ロールプレイング大会」といい、行員の勉強のため、昭和54年(1979年)から毎年行われています。この大会は競走するというより演じる側も観客側もお互いが案内係として成長するためのものであるため、演技に点数や順位をつけることはしません。この大会のために2ヵ月前から練習を開始し、台本を作る際には分かりやすく実践でも使えそうなものにしようと心がけて作るそうです。それだけ大事な大会です。

折出の評価 ★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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No.684 「包丁」の由来は「包丁」という料理人の名前(番組評価 57/100へえ)

紀元前3世紀に荘子が史実などについてまとめた「荘子」にも書かれています。紀元前334年の魏王朝の皇帝、文恵君のもとに料理人の包丁がいました。その刀さばきは素晴らしく、牛を切れば肉と骨がサクリと離れ、その動きは舞のようだと評されました。その様子を見た皇帝は「名人の技はここまですごいのか」と褒め称えると、包丁は自らの刀を見せて「なまくら料理人は刃こぼれがひどく、月に1本の刀を取り替えなければなりません。しかし私はこの刀を19年つかっており、ご覧の通り刃こぼれ1つございません」と語りました。このことに皇帝は「なんとも立派なものだ」と感激したということです。こうして包丁の名前は知れ渡り、彼をたたえて料理用の刀のことを「包丁」と呼ぶようになりました。

折出の評価 ★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆

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No.683 ベッドの数が19以下だと診療所20以上だと病院(番組評価 54/100へえ)

医療施設のあり方を定めた「医療政策六法」の第1条の5に「『病院』とは、…二十人以上の患者を入院させるための施設を有するものをいう。…『診療所』とは、…患者を入院させるための施設を有しないもの又は十九人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう」とあります。この場合の「患者を入院させる施設」とは入院ベッドのことです。ベッドを増やして病院として運営していくとなると医師や看護士、薬剤師、深夜の当直などの増員といったように制約が厳しくなるので、経費が大きくなり採算が合わなくなるためわざと19に抑えて診療所として運営しているところもあります。なぜ19と20で差が出るのか厚生労働省に確認したところ「昔のことなので分からない」とのことで真相は明らかになりませんでした。

折出の評価 ★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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トリビアの種No.077 人間の心理や行動を学問として研究している人達が考える最も母性本能をくすぐる男性の仕草は「プリンを開けようとして何気なく裏側を覗き込む」(番組評価 九分咲き)

人間の心理や行動を研究する人たちが考える最も母性本能をくすぐる仕草は何なのか考えてもらいました。集まってもらったのは、認知心理学の分野からは筑波大学の太田信夫教授、社会学からは東京都立大学の江原由美子教授、人間の精神・神経を分析する医学からは慶應義塾大学の作田勉医学博士、動物行動学からは関西福祉科学大学の甲田菜穂子博士、人間行動学からは関西国際大学の太田裕彦教授、看護学からは新潟県立看護大学の朝倉京子博士です。10時間におよぶ議論の結果、女性の母性をくすぐる男性の仕草とは、プリンを開けようとして何気なくその裏側を覗き込む仕草です。その理由として、男性の持つイメージとギャップのあるプリンという食べ物が男性のかわいらしいというイメージを引き出します。また、食べるということに一生懸命になって底に何が入っているんだろうという風に覗き込んでいるその姿が男性の子供っぽいかわいらしさを表現しています。ほかにも、寝顔・映画を見て涙を流す・赤面している・タバコを吸っているといったものが挙げられました。つまり、このまんまやるのではなくて、ポイントを押さえてアレンジするというのが正しい使い方のようですね。

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ガセビアの沼No.006 「つむじを押すと下痢になる」というのはガセ

つむじを押すと皮膚の下にある感覚神経を刺激して内臓に影響を及ぼすという可能性はありますが、それは自然治癒力を高めるということであって、身体に悪影響を及ぼすということは医学的には全く考えられないことです。頭頂部には便秘や痔に効くというツボがありますが、それが派生してこのような話になったのではないかといわれています。

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 - トリビアNo.606-700