ボクの未来予測なんて外れることが多いし、仮に当たったとしても数十年後にようやく「来たかな?」ってくらいのものなんで、あてにならないんですけどね。

アナウンサーやナレーターって、近い将来なくなる仕事じゃないかな。

バスの行き先案内にビックリした

そう思ったきっかけは、バスに乗った時。行き先を告げるアナウンスが、コンピューターの音声だったんですよ。

今までだと、原稿が用意してあって、ナレーターがひとつひとつ読んでいくイメージだったんだけど、もう違うんだね。

原稿をコンピューターに入力すれば流暢に読み上げてくれるっていう時代になってるんだなあ。

近い将来、アナウンサーもいなくなるかも。ニュース原稿を入力して、おしまい。

コンピューターの声も、技術が発達してかなり人間味のあるものになっているしね。少なくとも、ボクが聞いたバスの行き先案内は、一般の人が聞いたら違和感ないものだった。

原稿を読むだけの仕事、っていうのはなくなっていくんでしょうね。そういう意味で、アナウンサーやナレーターって、近い将来なくなる仕事かも。ま、何度も言うけど、ボクの未来予測なんて外れることが多いけどね。

残されたのは、感情の部分か

ただ、声に感情を込める仕事っていうのはコンピューターにはまだできないものなので、これからもなくならないだろうね。役者とか、声優とか。

局アナがMCやパーソナリティーをやるという仕事は残るだろうけど、それは「アナウンサー」って言えるのかどうか…。アナウンスという言葉に、ボクは「読む」という意味合いを強く感じるのです。

便利な道具や機械ができて、それまでの技術がそれに代わってしまうというのはこれまでにもあったこと。それが「声」という、人間にしか出せないと思っていたものにまできてしまったんだなあ。


あと20年でなくなる50の仕事 (青春新書インテリジェンス)