書けったって、書けませんね。「殯」って。
カンヌ映画祭でグランプリを受賞した河瀬直美監督の
「殯の森」を、NHK-BSハイビジョンで見ました。
映画で見る方もいるだろうから、感想はほかのところに
譲ることにして、ボクはこの映画の持つテンポが心地よかった
ことをご報告いたします。
1時間単位で追われるスケジュール、電車のダイヤは分単位、
仕事の内容は秒単位という生活を送っていると、どうしても
生活のペースが速いものになっていくと思うんです。ボクは
完全にそんな速いペースの生活が染みついているんですが、
この映画はそのペースにはあわない、とてもゆったりした
ものです。これが心地よくってね。なにをそんなに急いで
生きているんだろう、こうやってゆっくり時間が流れていく
こともあるじゃない、って気づきました。こういうペースで
時が流れる映画はあまり見ていないんだけど、いいですね。
新鮮な発見でした。
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