たまたま観た、国府宮はだか祭りの生中継。神男(しんおとこ)が、儺負殿(なおいでん)に向かう様子は、ニュースで見るものとは違った迫力がありました。
一糸まとわぬ神男に触ると厄が落ちるから、数千人のはだか男が神男に向かっていく。「はだか」と「生中継」のふたつの言葉が導きだすのは「大丈夫なのか? アクシデントはないのか?」という心配。
結論から言えば、大丈夫なんですけどね。そこはもう、何年もの技術の蓄積があるようで。
神男が儺負殿に担ぎ上げられた時、足から登場したけどね。「犬神家の一族」の佐清(すけきよ)状態。そのまま引き上げたら、神男の神の部分がー!
でも、そのまま引き上げるのは辛いようで、ちゃんと頭から儺負殿に引き上げられていきました。
リポーターがいて現場の雰囲気を伝えてたけど、神男が近づいてきているのに「まだ見えません」って言ってた。スタジオで必死に「近づいてきてますよー!」って言ってるのがおかしかったけどね。画面も、その様子が映ってたし。
でも、これはきっと、ものすごい雨でカメラが濡れてしまうからレポートの場所が限られてしまったってこともあるだろうし、何より、近づき過ぎたら巻き込まれて危険だから、遠めからのレポートだったんだろうな。中継も命がけだ。
これは2015年のはだか祭りで、神男が儺負殿に引き上げられる様子。
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