109シネマズ名古屋で「SCOOP!」を観る。福山雅治さんの魅力で押し切るかと思いきや、福山さんが出ていなくても観ごたえがあった。

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写真週刊誌「SCOOP!」に所属し、数々のスクープ写真を撮ってきたカメラマンの都城静(福山雅治)。しかし、今ではギャンブルに溺れている上に借金に追われつつ、フリーランスのパパラッチとして生活していた。そんな中、「SCOOP!」に配属されてきた新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とタッグを組むことに。情報屋のチャラ源(リリー・フランキー)からのネタと場数を踏んできて培ったベテランならではの勘を武器に次々とスクープをものにする静たちだったが、やがて大きな事件に関わることになり……。

引用元:映画『SCOOP!』 – シネマトゥデイ

福山雅治さんの新たな魅力を探る「平成の裕次郎映画」とも言える作品

結婚もされ、子供も生まれる予定の福山雅治さんが、これまでとは違ったイメージの役に挑戦している。ホントに挑戦してるよ。苦手なシーンというか、これまでやったことがないだろうこともやってるから。

だから、ボクが観てても「ちょっと遠慮してるな」って感じたところもある。そこはもっと下から持ち上げるように、とか、そこはもっと内側にいかないと、とか。どの立場で言ってんだか。福山さんの方が経験豊富だろうに。

途中で思った。そうだ、これは「平成の裕次郎映画なんだ」と。石原裕次郎さんの魅力が前面に押し出されていたように、この作品は福山雅治さんの魅力が存分に描かれた作品なんだ。

予告編だけでこの作品を観た気になってはいけない! 大根監督の演出にも注目だ

大根仁監督の撮り方がキレイで、福山さんはもちろん、二階堂ふみさんも、吉田羊さんも、滝藤賢一さんも、リリー・フランキーさんも魅力的に映ってた。

福山さんの魅力だけじゃ、ファンしか観に行かない作品になっちゃうけど、そうなっていないのが、さすが大根監督。ちゃんと映画になってる、というと変な言い方だけど、最後まで飽きなかった。

ファーストシーンのカメラの動きとか、野火が最初のスクープを撮る時の映像と音楽のシンクロとか、緊迫感のある映像づくりとか、そういうところが、実はカッコいいんですよね。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

華麗なテクニックと、マニアをうならせるテクニック、両方を持っているフォワード。