109シネマズ名古屋で「ワイルド・スピード ICE BREAK」を観る。これは21世紀の「太陽にほえろ!」である。

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誰よりも仲間を愛し大切にしてきたドミニク(ヴィン・ディーゼル)の裏切りにより、彼らの結束は崩れようとしていた。だが、彼の行動には謎のサイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)が関与していることがわかる。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やローマン(タイリース・ギブソン)らはドミニクを取り戻すため、最大の敵デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むが……。

引用元:映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』 – シネマトゥデイ

また、あのファミリーに会えた

このシリーズは、2011年公開の「ワイルド・スピード MEGA MAX」 から観てるんだけど、今じゃすっかり「あのファミリーに会いたい!」を思うくらいのものになってます。ドミニクを中心にした仲間たちのつながり、これ、どっかにもあったような……。

そうか! テレビドラマ「太陽にほえろ!」だ! あの作品も、ボスを中心にしたファミリー感の強いものだったよね。レギュラーから外れる時は、ほとんどの人が殉職していくのは、個々のキャラクターが強かったからかもしれないな。

この作品、それぞれのキャラクターのドラマも進むので、そっちをサブドラマとしてみるのも楽しい。

制作陣からも感じる、ファミリーの愛

そして、今まで以上に「ファミリー」ということに焦点が当たっていた気がする。ドミニクのファミリーだけでなく、本当に血のつながった「家族」というところにも。

作品から暖かさを感じたのは、ここにあるのかも。シリーズを知っていれば知っているほど、ただのカーチェイスものではないことを感じるかもしれない。

それは、冒頭のドミニカでの出来事で「ああ……!」と思った。その出来事が、クライマックスで「おお……!」となり、そこに出たある人の名前がシーンに登場するごとに、胸が熱くなる。

生きてるんだね、このシリーズを愛している人たちにとって。

初めて観る人は、デッカードを追いかけるといいんじゃないですか

シリーズを重ねるごとに厚みが出てしまうのは、どんな作品でも仕方ないこと。じゃあ、この作品だけを観る人はどこを観ればいいのか。ボクはジェイソン・ステイサムが演じるデッカードをずっと追っていればいいんじゃないかと思います。

登場人物が多い中で、彼をロックオン。そうすれば、ほどよい情報量になるのではないでしょうか。誤解を恐れずに言えば「ゴツい男のベロベロバー」が、この作品のひとつの萌えポイント。ボクは完全にやられました!