109シネマズ名古屋で「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観る。観てる間じゅう、ずっと寂しかった。なぜなのか、考えた。

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帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズ(チアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。

引用元:映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 – シネマトゥデイ

ある意味ネタバレしているストーリーを、カットの美しさでフォロー

公開前から大まかなストーリーを知っている作品なんて、珍しいよね。「設計図を手に入れるために多くの犠牲が出た」って、エピソード4で語られちゃってるんだもん。

そのぶん、見せ方を工夫していると思うんだよね。印象に残ったカット、いくつかあった。ダース・ベイダーの影なんて「怖っ!」って思ったもん。

ずっと感じていたはかなさは、名もなき人たちにフォーカスが当たっていたからか

スター・ウォーズ・エピソードの方に出ている人たちを主役と捉えるなら、こちらに出ている人たちは脇役。この作品でメインとなっているローグ・ワンのメンバーだって、スター・ウォーズ・エピソードからみたら、名もなき人たち。

この世の中は、そんな名もなき人たちがいっぱいいて、そういう人たちも歴史の一部をつくっているんだよね。そんなふうに観ていたら、最後はやっぱり、グッとくる。

死が実際に迫ってくると、どんな気持ちになるんだろう。怖いのかな。やるべきことはやったと思えるのかな。

ローグ・ワンのメンバーは、死んでいくことへの後悔はなかったのかもしれない。自分たちは間違ったことはしていないという確信が、そんな気持ちにさせたんだろう。

目的を果たした後、死に向かっていく恐怖の中でもどこか幸せな光に包まれていたように見えたのは
、歴史に名を残すことのない人たちがそれぞれ、自分たちのやるべきことをやり切った達成感があったからかもしれない。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

自分が捨て石になってでも味方のチャンスを作る、献身的な中盤の選手。