わかった! これは「どっきり」だな!

ボクみたいな人間が、こんな生活を送れるはずがないもの。やりたかった仕事をさせてもらって、ある程度自由に自分の時間を作ることができて、技術指導のときには言いたい放題言わせてもらって、それなのに「また教えてくださいね」なんて言っていただいて。それに、いろんなイベントにもお誘いいただいて。どうしてこんな人間に、仕事を振ってくれるの? 話を聞いてくれるの? 誘ってもらえるの? ボクなんて、何にもできないし、一緒にいたって楽しくないだろうし。Perfume の「コンピューター・シティ」じゃないけど「てゆうか、ありえない」ですよ。

そこで、分かったんです。これは人生の「どっきりカメラ」だ、と。きっとそのうち仕掛け人が現れるんですよ。「はい、今までのことは、全部『どっきり』です! そんなこと、あなたに起こるわけないじゃないですか!」って言われるんです。そのときに、ぽーん! と本当の自分に戻るんですよ。それで、知るんですよ。「ああ、そうだよな、やっぱりな」って。

映画に「トゥルーマン・ショー」ってあったけど、まさにそれ。周りは全てセットだし、ボクの周りは俳優や女優。いつ明かされるんだ、この「どっきり」は?

ということを感じるくらい、毎日みなさんの温かさに支えられています。なんでそんなことを考えるのか? それは、夜が長いからです。