大坂なおみ選手がうつ病を公表しました。2018年に全米オープンで優勝してから悩んでいた、ということなら、その期間、周りの人からかけられる言葉に傷ついたこともあったことでしょう。

大坂なおみ選手、うつ病を公表。「勇気ある行動」とスポーツ選手らが称賛

うつ病の人に対してかけてはいけない言葉、っていうのがあります。ひょっとしたら自分もつい言ってしまうかもしれないので、どういったものがあるのか調べてみました。

Grae DickasonによるPixabayからの画像

急がせてはNG

「早く元気になってね」というような、回復を急がせるような言葉は、プレッシャーになってしまうのでよくないんですね。良かれと思ってつい言ってしまいがちだけど。

気持ちを考えていないのもNG

「気分転換に遊びに行こう」ってのも、ダメなんですね。うつ病を軽いものだと捉えているように聞こえるから。ましてや「そんなことくらいで落ち込んでるんじゃない!」なんて言ってしまうのは、もってのほか。

「がんばってね」って言葉も、気遣ってるつもりで言いがちですが、うつ病の人からしたら「がんばりたくても、がんばれないんだ!」って気持ちになってしまって、逆効果ってこともある。

でも「がんばったね」は、それまでの相手を認めていることになり、安心する言葉になります。

話すことより、聞いてあげることが大事

言葉をかけるのではなく、そっと見守っているのがいいそうです。話しかけてきたら、しっかりと答えて、相手のことを受け止める。その時も、共感を示すあいづちを打つことが大事。

どうやら「自分は相手のことを分かっている、気遣っている」という気持ちで言葉を発するのではなく、相手がしゃべることを聞いてあげることがいいみたいだね。

大坂なおみ選手も、聞いてもらえる人が身近にいるといいんだけど、SNS で心ない言葉をかけられることもありそう。こういう時は SNS に寄せられるコメントはは見ない方がいいね。