ゴールデンウイーク中に映画を観に行くには、ネットでチケットを取っておいた方がいいだろう。上演数時間前にアクセスして、座席指定を…あれ、選べない。座席の一覧が出て、ピンポイントでクリックできるのに。…うん? あ、そうか! これ、ほとんど埋まってるんだ! こんな状態は初めて見る。選んだブロックがあと数席の状態で席を確保。
109シネマズ名古屋へ。やっぱり休日、いっぱいだ。そこにアナウンスが。「本日の『テルマエ・ロマエ』は夕方の回まで売り切れました。夜の回をお求めください」え! まだ最初の回も始まってないのに!
観たのは、その「テルマエ・ロマエ」。ネットで取っておいてよかった…! 古代ローマ帝国から現代の日本にタイムスリップしてきたテルマエ設計技師が、日本のバス・トイレ文化に触れて驚愕する、というお話。
設計技師役は、阿部寛さん。コミカルなシーンとシリアスなシーンが共存する作品を演じるのは「トリック」で演じた大学教授のようでした。原作のマンガは読んだことないけど、たぶん映画前半で行われている構成なんだろうな。
全編日本語、と見れば違和感はないんだけど、古代ローマのシーンは吹き替えになってる、という凝った作り。でも、日本人が演じているシーンは日本語でやりとり。現代の日本のシーンでは、阿部寛さんはラテン語を話す。どうしても、日本人が日本でラテン語を話すように見える。
古代ローマのシーンは、日本人も吹き替えにした方が、逆に違和感が消えたのかなあ。声は本人で演じるんだけど、口の動きとセリフがズレる、あの感じが欲しい。あ、そうすると映画の後半では変な感じになるのか…。タイムスリップした時の言葉のコミュニケーションを映像にするって、難しいね。
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