名古屋市中区のギャラリー「アートスペース エーワン」で開催の「Portrait Session in Nagoya 2012」を観に行く。18人の名古屋の写真家が集まった、人物写真に特化した写真展。ボクがお邪魔したのはこれで3年連続、3回目かな。

今年感じたのは、みなさんの写真のパワーから前向きなエネルギーをもらえるなあ、ということ。統一されたテーマはなくて、みなさん自由に出品されているんだけど、その方向が不思議と同じ向きだった気がします。これは今の日本人の意識を反映しているのかなあ…と大きなことを考えてました。

お昼前の早い時間に行ったんだけど、会場にはたくさんの方が。きょうが最終日で、前日の夜に打ち上げがあったらしいので、その熱気がまだ残っているのかな。

お話をうかがっていた思ったのは、写真を撮る方々は頭のどこかに「ここで写真を撮ることができそうだ」というようなアンテナを張っているんだよね。そして、自分のイメージを写真に収めて、こういう場所で発表するわけです。

ざっくりひと言にしてしまうと「自分の思いを、他の人に見せて、共感してもらう」ということ。思ってるだけじゃダメ、見せなきゃダメ、共感は…されないかもしれないけど、多ければ多いほどいいよね。思い・見せる・共感、の3つのステップがサイクルになっていることが大事なのかなあ、と思いました。その最初のステップが「見せる」ってことになるんだろうね。黙ってるだけじゃダメだよね、見せないと。