きのう観ることができなかった映画を観ようとワーナーマイカルシネマズ大高へ。観たのは「悪人」。公開からひと月以上経ってるので、上映回数も1回しかない。
上映5分前、劇場へ。…あれ? 誰もいない。ま、平日の夕方ならそんなものでしょう。この状況だと、携帯電話の電源を切らなくてもいいのかなあ? 迷惑かかりそうな人はいないし。でも、万一かかってきたらボクが「邪魔するなあっ!」と自分自身を激しく罵倒するだろうから、しっかり切っておく。
映画が始まる。…誰もいないよぉ? 最小施行人数に達してないから上映中止、なんてことはないよね? 完全に貸切、ひとりだけの上映会になっちゃった。
悪人って、どういう人を言うんだろうとつらつら考えていたけど、相手のことを全く考えない人、自分のことしか考えない人、自分のした事が周りにどういう影響を与えるかということを全く気にしない人のことを言うのかもしれない。主人公は法律のラインを超えてしまったから叩かれたけど、それを超えていない人たちの方が悪人に見えた。
深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した作品。観てるときはすっかり忘れてましたが、深津さんの演技にグッと引き込まれていきました。後で思い出して、なるほど、と。
公開されてひと月以上経ってるし、貸切状態になるくらいだから、そろそろ上映終了になるのかな。それにしても、映画館でボクのほかに誰もいなかったのは人生始めてのことでした。
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