きのう映画をもう一本観てました。「黄金を抱いて翔べ」。どこか危なっかしい男たちの、穴があるようにも見える黄金強奪計画。ボクはそこが逆に魅力的でした。
裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロでスパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し……。
計画に集まったメンバーは、それぞれの過去を持っています。それが魅力となり、計画を応援したくなっちゃいました。言葉が悪いかもしれないけど、ダメな子を見守っている時の感じに似ているかもしれない。
人間って、それまでの生き方がその人の魅力を生み出すんだろうね。振り幅が大きい人生だと、魅力も深くなると思うな。毎日同じような生活になりがちでも、どこかでアクセントをつけていかないと、せっかく身についた魅力もなくなってしまうかも。
彼らは計画を成功させることよりも「俺たちはでっかいことをやっている」ということが大事だったのかもしれない。そして、成功するとは思えないなあと思いながら、どこか憧れの気持ちを持ちながら応援して観てました。
さて、計画が成功したかどうか、そして、彼らは計画を実行したことがよかったのかどうか。映画を観た人に、どう思ったか聞いてみたいです。
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