ミッドランドスクエアシネマで「アメイジング・スパイダーマン」を観る。リブートしたスパイダーマンの第一歩。これから始まる物語の入口と言える作品。
高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は両親が失踪した8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。ある日、ピーターは父リチャード(キャンベル・スコット)の共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れ、研究室で特殊なクモにかまれてしまう。その直後、ピーターの体には異変が起き……。
この作品では、スパイダーマンになるまでのピーターの性格が丁寧に描かれている。「大丈夫? まだクモにかまれないの?」と思ったくらい、じっくり描いている。でも、だからこそピーターが特殊な能力を得てからの自信の持ちっぷり、もっと言えば天狗っぷりがはっきり分かる。そして、変な自信を持ってしまったがゆえに起こる悲劇が作品の後半になる。たぶん、こっちを楽しみにしてスクリーンの前に座る人が多いんじゃないだろうか。
なので、想像していたアクションシーンが意外と少ないと思う人もいるかもしれない。この作品では、ピーターの心の動きを描きたかったんじゃないかと感じました。
あと、この作品のスパイダーマンが戦うのは正義のためじゃなく、自ら犯してしまった過ちを償うためなんだよね。悪いやつをやっつけました、わーい! という感じではないので、観終わった後もスカッとしないままの人もいるかもなあ。
でも、ところどころにボクが好きな演出がありました。あんまり具体的には書けないけど、ピーターとグウェンの絡みで、ふたつ。あんなふうに口説いてみたいもんだ、うん。
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