109シネマズ名古屋で「ワンダーウーマン」を観る。ガル・ガドットが素晴らしい。

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映画『ワンダーウーマン』オフィシャルサイト

人間社会から孤立した女性のみの一族のプリンセスとして生まれたワンダーウーマン(ガル・ガドット)は、自分が育ってきた世界以外の環境を知らず、さらに男性を見たこともなかった。ある日、彼女は浜辺に不時着したパイロットと遭遇。彼を救出したことをきっかけに、ワンダーウーマンは身分を隠して人間社会で生活していくことにする。

引用元:映画『ワンダーウーマン』 – シネマトゥデイ

ちょっと違うな……と思った予告編

特報予告編を観て「これはどっちの層からみても中途半端な感じになってるなあ……」と思ったんです。「最強のスーパーヒーローは女!」とか「美女戦士は天然系?」とか。この作品、あんまり女性を前に出した宣伝じゃない方がいいと思ってたんで。

ガル・ガドットが演じたからこそ、だ!

ただ、こういう押し出し方もうなずけるわけで。ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットがとても魅力的。シーンごとの表情で、受ける印象がまったく違う。

「あ、強い」「あ、キレイ」「あ、かわいい」「あ、なんにも知らない」と、ホントに同じ人なのかと思うくらいだった。彼女がワンダーウーマンで、ホントよかった。

そして、彼女はDCエクステンデッド・ユニバースも救ったんじゃないかと思うくらい。バットマンもスーパーマンも、コミカルなことってできないキャラクターだと思うんです。この作品を観たら、ユーモアの部分はこのキャラクターに任せても大丈夫かもしれない。

DCエクステンデット・ユニバースに共通しているなと思ったもの

ただ、真面目ですねえ、DCエクステンデット・ユニバースは。この作品で、一連のシリーズに通じるものを感じました。それは、ヒーローやヒロイン自体が成長していくということ。その成長過程が、なかなか重いものを背負っているということ。

人間の業、とでも言うんでしょうか。光の部分と闇の部分を両方描いている。そのぶん、どうしてもダークトーンなものになってしまう。それがボクが感じている、DCエクステンデット・ユニバース。

ワンダーウーマンが徐々に知っていくことは、人間社会はシンプルな構造ではないということ。これは、社会に出ていろんなことを知って大人になっていく過程に似ている。

それが、単なるヒロインものではない要素。カッコいい、かわいいの中に、ちょっと重めなものが入っている。それらを全部表現してしまう、ガル。ガドットの演技。観ておいてよかった。