ちゃんと記憶をアップデートしていかないといけないな、という話。

きょうのパートナーは、市民パーソナリティーの松浦智美さん。メッセージに「プロ野球のドラフトがもうすぐですね」っていう内容がきた。

そうかあ、ドラフト会議かあ。小さい頃はテレビの中継を見ていた記憶がある。……なんであるんだろう? 当時、学校があったんじゃなかったっけ、その時間? あるいは、夜のニュースで見ていたか……?

当時の記憶を振り返っても、ドラフトの記憶があまりない。それでも、甲子園で活躍した高校球児の交渉権を獲得するかは、それなりに気になっていた。

もうすっかりそんな気持ちがなくなってしまったのは、プロ野球にそれほど興味がなくなったのか、前途ある若い人の将来よりも前途が限られてきた自分の将来の方が大事だからだと思っているからか。

「オリデさん、ドラフト会議の司会に向いてそうな声ですね、ちょっとやってみてください」という流れになった。おやすい御用だ。司会のモノマネをしましょう。それでは……。

「たいいっかい、すぇんたくきぼーしぇんしゅ、ちゅーにち、きよみやこーたろー……」

松浦さんの様子がおかしい。まあまあ似てると思うのだが……と思ったところで気がついた。あ、今、司会は伊東一夫さんじゃなかった!

パンチョ伊東、でおなじみ、伊東一夫さん。ドラフトの司会と言えば、ボクはこの人だ。数々の名場面とともに思い出すのは、パンチョ伊東さんの高い、独特な声。

2009年からは、関野浩之さんが司会をしている。伊東さんとは真逆ともいえる、低い声。そうか、ドラフト会議の司会の声は、こっちでやらなきゃダメなのか。

切り替えて、低い声でモノマネ。松浦さんによれば、まあまあ似ていたそうだ。よかった。

おなじみの声は、切り替わる。アップデートしていかないと。アニメ「ドラえもん」だって、水田わさびさんになって、もう12年。ドラえもんの声をまねるなら、水田さんの方でやらないと通じない世代が増えてきているそうだ。