夕方から、東海ラジオ。

フランスのドキュメンタリー「潜水服と蝶―20万回の瞬きで綴られた真実」を観る。脳梗塞で全身の自由を奪われながら、左目の瞬きだけで自伝を書いた男性のストーリー。

傍らに女性が座り、ひとつひとつアルファベットを読み上げる。男性が「それ!」というもので、左目を見開くように反応する。女性がそのアルファベットを書き取り、物語をつくり上げていく。

病院に誰も来ない日曜日は退屈なようだけど、それ以外は誰かがそばにいてくれる環境になっている。逆に現代にひとりで生活している人は、何かあったときに見つけてくれる人がいないことも…。

自由を奪われても誰かがそばにいる生活と、自由だけど孤独を感じる生活の、どちらがしあわせだろうか?

TBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」で、町山智浩さんが紹介していたのを聞いて、この話を知りました。おととしの映画「潜水服は蝶の夢を見る」の原作者のドキュメンタリーなので、その映画、後日観てみよう。