取り置いていた洋服を取りに、大須へ。会計をすませてふと見ると、素敵なパンツがあった。試着してみると、よてもよい。気に入った。さてどうしよう、これも買ってしまうか?

自分の予算もあることだし、諦めてしまえばいい。また次の機会に買えばいいや。…でもね、次の機会って、ホントにあるかなあ?

パンツはまた出るかもしれないけど、そのデザインはもう出ない。このタイミングを逃すと、もう二度とそれを手に入れる機会はなくなってしまいます。たぶん、あとに残るのは後悔だ。いや、そこまでいかなくても「あの時あれを買っていたら、どうだったんだろう…?」と思うこともあるだろう。

昔は、仕事をしていて「あの時、あんなふうにやっていたらどうなっていたんだろう」と思うこともありました。じゃ、次の機会にやってみよう…と思っても、次の機会が来ることって、ないんですよね。特に、トークは絶対に同じ状況になることはありません。似たような状況になったとしても、あの時は正解だったのに、この状況ではアウトってことの方が多い。

なので「迷ったらやってみる」ことが体に染み付きました。やってみて自分の手応えがあることなんてありません。失敗はしないけど「こんなもんなんだな」って感じ。でも、これをやっていなかったらずっと「あの時、あんなふうにやっていれば…」って気持ちを引きずります。

あと、これまでいろんな仕事が終わってきたけど、もっとやっておけばよかったなあと思ったものって、ないんです。いつか終わるものだと思ってるんで、その時にできることは全部やってきてるから。あと「これは時期が早そうだから、もうちょっと取っておこう」っていうのも、ないですね。仕事が終わるのって、こちらの都合とは関係なくやって来るから。

もうちょっとあとにしよう、時期がまだ早い、これを覚えてから…なんていうように、自分の都合で考えていると、終わりが来た時に悔いが残る。でもね、常に完全燃焼だ! 100%の力で! という感じじゃないんです。強い思いがあるんだったら、結果はどうであれすぐにやった方がいいよ、って感じ。

という考えなので、パンツも購入。ちょっと資金を減らして6月のスタートを迎える。さて、仕事を増やすべく動くとするかな…。