先日、Twitter に「才能を仕事にするには努力しかない。才能を磨く努力と、認知させる努力」とツイートしたら、いつもより反応が大きかったです。なかなかできないのが、認知させる努力なんだよね。
声優になりたい人たちを教えていて、中にはうまい人もいます。それでも、やっぱり声づくりが…というのは先日書きましたが、さらに先のことを考えました。じゃあ、声づくりが完成して、演技力があれば、仕事になるんだろうか、と。
昔は「才能があれば誰かがきっと引っ張ってくれる」と思ってました。でも、そんなことはないんですよね。「自分、才能ありまーす」と周りに認知させる努力をしなけりゃ、分かってもらえないんだと気づきました。
これ、一回他人に置き換えるとよく分かる。例えば「あの人、あんなことできるんだ」と、自分が思ってもみなかった一面を知ることがあるでしょう。でも、その人にしてみたら普段やってることだったりします。たまたまそれを見る機会がなかったから、知らなかったんだよね。
その評価を自分もされているとしたら…。周りから「え、そんなことできるんですか?」と言われて、自分は「いや、いつもやってることだけど…」と戸惑ったこと、ありませんか? そういうことが起こるから「認知させる努力」って、必要だと思います。
「私を見て!」と思っても、周りはそんなに見てくれないもんですよね。なので、嫌味にならない程度にアピールしておかないと、いつまでたっても順番が自分に回って来ないですよね。
これ、ボクにも言えましてね。これまで「認知させる努力」は、あまりしてこなかった気がします。これからは少し、その努力をしてみようかな。
コメントを残す