午後から、メディアスエフエム。きょう番組で紹介した本は「野比家の借金 人生に失敗しないお金の考え方 坂口孝則 光文社新書)」人生でお金が絡むさまざまなシチュエーションを、マンガ「ドラえもん」のシチュエーションを取り上げながら作者の考えを述べ、自分の判断の材料にしてもらおう、というものです。

この本を読んでみて、人生はプラスマイナスゼロになるようにできているんだなあ、ということを改めて思いました。どちらが得でどちらが損か、ということではなく、節約できたお金は将来別の所で使うことになるんだなあ、ということ。賃貸物件に住むと、ずーっと家賃を払わなければいけないから損だ、という考えも、じゃあ家を買った後のメンテナンス費は? …ということを考えたらどうなるだろう。

ボクもね、食費のことを考えたことがあります。外食ばっかりしてるけど、家で作ったほうが安いんじゃないかと思ったんです。確かに材料費を考えたら安いけど、それにかかる光熱費はどうなんだろう? それに、ひとり分だけしか作らなかったら…いや、まとめて作っておけばいいか。でも待てよ、一週間のうち、家で食事するってことは何回あるんだろう。昼前に出て夜遅く帰ってくる生活だしなあ…と、いろいろ考えると、もうどっちが得なのか分からない。

それぞれの生活に合った正解があるんだろうな、と思います。そして、正解の決め手になるのは何をしあわせに思うかどうか。ボクが料理を作ることにしあわせを感じるんだったら、きっと家で作る回数が多くなるもの。

でも、これはあくまで今の生活に合っているだけ。将来、生活に変化があったらモデルチェンジすればいいかなと思ってます。その時は、今のやり方のうち、何かを捨てなきゃいけないと思ってるけどね。