夕方から、FMわっち。名古屋から名鉄電車で向かう途中の駅からたくさん人が乗ってきた。ああ、はだか祭りに行った人たちなんだな。そのはだか祭り、きょうはケーブルテレビの生中継があったみたいだ。

国府宮(こうのみや)のはだか祭りは、毎年旧暦の正月13日に行われます。神男(しんおとこ)と呼ばれる人を触ると厄落としになるので、数千人の男が一斉に触ろうと殺到する。ひとりの神男に集まる、数千人の手!

2010年の様子が、こんな感じです。

神殿に入るまでの一時間弱、この状況が続きます。そして、神男は素っ裸。その様子をテレビが生中継するには避けて通れない、局部どうするんだ問題。映っちゃいけないものが映ったら大変だ。

夜のNHKのニュースで、その特集をやってました。事前の打ち合わせを綿密に行い、迎えた本番。一番のクライマックスが、一番緊張する場面。万一の時に備え、遠景のショットで神男を捉える。一瞬だけ新男を神殿に引っ張り上げる人をアップで映して、臨場感を伝える。そして無事、神男は神殿に。そして無事、局部は映らず。

地元では、年をとって祭りに参加できなくなった人を中心に「あの熱気をぜひ見たい」という声が多いようです。なので、来年も生中継はされるんでしょうけど、前回大丈夫だったから今回も…ということは通用しないよね。だって、神男が空を向きながら神殿に担ぎ込まれたら、遠景でもなかなか難しいもの。

まあ、ゴルフ中継でも、ショットされたボールをカメラが追っかけるのを見て「なんであんな小さいボールを追えるの?」って思うもんね。テレビ観てると当たり前に思うけど、そういう技術って、すごいんですよね。