記憶力はいい方だと思ってたんだけど、都合の悪いことはきれいさっぱり忘れている。「こんなことあったよね?」と言われても、自分に都合の悪いものは「えっ、そうだっけ?」というくらい。こないだも「そうだっけ?」の後にその出来事を思い出してだんだん腹が立ってきたりして。
喜怒哀楽でいう「怒」の記憶がすっぽり抜けているみたい。当時は覚えていても、時間が経つと「ま、しょうがないか」という気持ちになるのでインパクトが薄くなるのかなあ。
年を重ねていくうちに、この「ま、しょうがないか」の気持ちばかりになってきて、最近はもう、何が起こっても動じなくなった気がする。…ま、こう言っていても本人は忘れてるんだろうなあ。
友達が最近、記憶力が弱くなってきたので病院に行って検査してもらったそうです。何かの病気だったらどうしよう、と思っていたけど、お医者さんに「加齢ですね」って言われたらしい、つまり、年取って記憶力が落ちてきた、ということです。ボクと同い年なのにねえ…。
で、その友だちはボクの目の前で帰りのために買っておいた地下鉄の切符をどこにしまったか忘れ、ようやく出てきて改札を通った後にその切符をなくしました。記憶力のなさ、ここに極まれり。
毎日の生活で、記憶力が落ちない仕組みを作っておかないといけないかなあ。おかげさまでボクは毎日同じことはしていない生活なので、単調な生活からくる記憶力の衰えってのはないと思うけど。その代わり、起きて「きょうは何曜日だ?」と思うことは多々あります。それも危ないかもしれないけど。
刺激のある生活、っていうのは大切だなあと思います。さて、ごはんにしようか。何食べようかな。…あれ? きのう、何食べたっけ? それより、ごはんってたべたっけ? …おーい、ワシ、メシは食ったかのう! ばあさんや! ばあさんやあぁぁっ!
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