「振り込め詐欺」に変わる新しい言い方が「母さん助けて詐欺」になって、ボクは「なんて語呂の悪い」って思っちゃったんだけど、言いやすいかどうかというより、言って分かるかという事の方が大事なんだよね。「母さん助けて」と電話がかかってきたら疑うべし、ってインプットされる効果は大きいよね。
最優秀は「母さん助けて詐欺」 振り込め新名称で警視庁 – MSN産経ニュース
警視庁は12日、簡易ブログ「ツイッター」などを通じて一般公募していた「振り込め詐欺」の新名称について、応募があった1万4104件の中から 最優秀作品として「母さん助けて詐欺」を選んだと発表した。ほかに優秀作品として「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」も選出。今後は従来の「振り込め詐欺」と合わせて、防犯イベントなどで活用していく。
ボクがパッとこの名前を聞いた時に「もうちょっといい名前はなかったのかなあ」と思いました。読んだ時にどうなるだろう、って、どうしても考えちゃうんです。「母さん助けて詐欺」を呼んでみると、なんかこう、上がって下がって、着地でふらつく感じがするんです。
名称としては、あんまりよくないと思うんです。でも、こういうことなら、そうか、と納得しました。
主な被害対象の高齢者からも意見聴取した上で選定した。
守らなければならない高齢者が分からないといけないんですよね。語呂のよさを求めてぼんやりした言葉を作るよりも「母さん助けて」と電話がかかってきたら詐欺かも、と認識してもらうことの方がはるかに大事なんですよね。
これが「現場の声」なのかなあ、とも思いました。スタイリッシュじゃなくても、ターゲットが分かりやすいものにしなければ意味がないってことですよね。ちょっと勉強になりました。
ただ、これでもうこの手は使えないだろうから、新しい手口を思いついて詐欺をする人が出てくるかもしれないなあ。
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