映画「ガッチャマン」を、109シネマズ名古屋できのう観てきました。アニメを一回も観たことがなかったボクの感想は「これ、上映時間がもうちょっと長かったらよかったんじゃないの?」
21世紀初頭。謎の侵略者によって、たったの17日間で地球の半分が壊滅的な被害を受ける。侵略者から地球を守るため、“石”という特殊な結晶体の力を引き出せる適合者が集められる。適合者は800万人に1人。施設に集められた適合者は特殊エージェントとしての訓練を受け、石を操る忍者、ガッチャマンとして侵略者と戦うべく立ち上がる。
アニメを一度も観たことないけど、観に行った
アニメの「ガッチャマン」は全く観たことないんで、原作の世界観は分かりません。「原作と違う!」という気持ちは、ボクがジャッキー・チェン主演の「シティーハンター」を観た時と同じなんでしょうか。
細かい所がちょっとずつ進んでいく印象
じゃ、そんなボクがどんな感想を持ったかというと「いろんな要素が同時進行しているなあ」というものでした。こっちとこっちの人間関係、あっちとあっちの人間関係、そっちとそっちの人間関係が次々に描かれていく。それらは、つながっていると言うよりもバラバラになっている感じ。シーンごとにひとつの物語を観ているようだ。
それぞれの関係をもう少し観ていたかったなあ。この作品、1時間53分なんです。2時間超えも考えられていたら、もうちょっと描きたかった所もあったんじゃないかなあ。ボクはもうちょっと「いくら命令でも、ひどい! ガッチャマン、かわいそう!」という気持ちになりたかったです。
この作品を観た後に「アニメのガッチャマンって、どんな感じなの?」と聞いて、やっと原作との違いが分かりました。ファンなら絶対に押さえていて欲しい所がないんですね。鳥をモチーフにしているのを感じる所がほとんどない、というのも、そのうちのひとつだそうです。
アニメを観ていなくても「原作愛はないかもなあ」と思った
アニメを観ていないボクですが、1か所「それはないだろ!」と思ったところがありました。ガッチャマンとして生きることに疑問を持っていることを吐露するシーンでジュンが言ったひと言。あれは、たとえ物語の展開がそうであったとしても、原作ファンが観たら「そんな風にしたのはお前らだろ!」と言われかねない。アニメを観ていないボクですら「あー、ガッチャマンへの愛がないんだなあ」って思っちゃったもの。そのくらい揚げ足を取られそうなセリフでした。
アニメのガッチャマンがどうして魅力的なのか、気になってきた。一度観てみようかなあ。
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