6月19日で、このサイトも10周年を迎えました。あんなこともしよう、こんなこともしようと思っていたのに、結局その100分の1もできていません。そんな中、続いているのはこうやって文字を書きつづっていくこと。10年もやってるとさすがに文字の扱いはうまくなりました。でも、文章がうまい、ということにつながっていないのが残念ですが。ネットで文字をやりとりする、ということを始めたのは1994年、パソコンでのメール初めて受信したときでした。あのときの衝撃は忘れません。

人生で初めてメールを受信したときのこと、覚えてますか? ボクはそのとき、時間的距離と物理的距離がねじ曲がったような感覚でした。メールはそれぞれがどれだけ遠くにいても、受信のタイミングが合えば送られた瞬間に受け取ることができます。それがSFの物語のようでした。今はこういう感動はあるのか、一度聞いてみたい気がします。もう当たり前の感覚になっているのかなあ?

サイトをつくるのも、簡単になりましたね。ボクのサイトでそれを振り返ると、まず、文字と簡単な枠組みだけでつくった時代があって、そのうちにホームページ作成ソフトをつかって画像を加工したものがちょっと入れていきました。途中で、毎日変化をつけたいと思って日記を書き出して、そのうちに「トリビアの泉で沐浴」を始めて、これがビックリするくらいのアクセスがあるものになりました。そしてある時に、日記ばかり更新してるんならブログという便利なものを使うといい、ということを知ってトップページに導入し、去年くらいからホームページ作成ソフトで「トリビアの泉で沐浴」を更新することがマシンスペック的に大変になってきて、今年10周年で「トリビアの泉で沐浴」もブログを導入した、という流れです。HTMLを覚えていたページ作りが、いつのまにかホームページ作成ソフトができて簡単になり、ブログの登場でそれがさらに簡単になりました。この感覚は10年間やってきたからこそ実感できる感覚です。

10年の流れを体感して、ボクはテキストをアップすることはとりあえず十分な発展を遂げたと思います。あとは、これを見てもらうための環境がもっと発展するといいなあ。今見てもらってるブラウザがそのまま小さくなって携帯できれば最高! 携帯電話のブラウザはあるけど、通信速度が遅い。ボクが想像するのは、パソコン並みの速さ。案外遠くない未来に実現すると思うんだけど…。