109シネマズ名古屋で「大脱出」を観ました。肉弾戦が少ない? アクションをもっと? 都合よすぎる? いや、ボクはそれよりも気になったことがありました。「言いたいことって、こっちなのかなあ?」と。

映画『大脱出』公式サイト

陸から離れた海上に存在する、通称墓場と呼ばれるタンカー監獄。ある日、その監獄に、世界でもトップレベルののセキュリティーコンサルタントのブレスリン(シルヴェスター・スタローン)が身に覚えのない罪で投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意。しかし、囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がブレスリンの前に立ちはだかり……。

引用元:映画『大脱出』 – シネマトゥデイ

あ、監獄の場所、公開されてたのね…

この作品を観終わってロビーに戻った時に、ポスターが貼ってあったのに気づきました。そこに、思いっきり「海に浮かぶその監獄は/つくった者すら破れない。」と書かれていた。…あー、その設定は公開になってたのね。ボク、それ知らなかったから、場所が分かった時に「うおー! そーだったのかー!」って、素直に感動しちゃったよ。

ブレスリンが時間をかけてやっていたこと

自分がつくったとも言える監獄から、ブレスリンがどうやって脱出するかが見どころ。そんな都合よく展開するかなあ? と思うかもしれないけど、ボクは「不確定なことを、どのくらい確実性のあるものにするのか」というように観てました。

それは、ブレスリンが「プランBを用意するんだ」と言っていたり、この作品の原題が「Escape Plan」になっていることにも通じている。この作品のキーワードって「計画」なんでしょうね。実行している計画がダメになった時に、もうひとつ計画を用意してあるかどうかで、ゲームオーバーになる確率が少しでも減ることになるんです。

脱獄だけじゃない「プランB」の重要性

企画をつくるときに似てるなあ、と感じました。この企画、最高! と思って進めていくんだけど、もしそれがうまくいかなかった時にどうするのかということを考えておく必要がある。ひょっとすると、撤退をしなければいけないかもしれない。そういうことも含めた「プランB」を用意しておくことって、あなたは得意ですか? ボクは苦手です。だからいつもボロボロになってしまう。

「シュワルツェネッガーファンのみなさん、お待たせしましたー!」のクライマックス

この作品でボクの気持ちが一番盛り上がったのが、ロットマイヤーが囚人の立場から解放されたところ。武器を手にするんだけど、その時の演出が「これでもかー!」っていうくらい濃いです。「さー、シュワルツェネッガーのアクションを楽しみにしていたみなさん、お待たせしましたー!」っていう感じですよ。