シネマスコーレで「ドラッグ・ウォー 毒戦」を観ました。ひとつひとつ積み上げられていく証拠。そんな乱暴に積まなくても…と思ってもお構いなし。そして、それが積み上がったあと…! ボクは呆然。
中国・津海にあるコカイン製造工場から逃げた際、事故を起こし病院に運ばれた香港出身のテンミン(ルイス・クー)は、中国公安警察の麻薬捜査官ジャン警部(スン・ホンレイ)から減刑を条件に捜査への協力を要請される。テンミンの情報をもとに極秘潜入捜査が進むにつれ、中国全土だけでなく韓国、日本にまで及ぶ巨大麻薬シンジゲートの存在が浮かび上がり……。
映っているのは、中国の今
冒頭の何分かで感じたのは、開発されつつある中国と、都市部の中国と、そこで生活している人々の雰囲気。それは日本にいたら分からない、中国のたくましさ。日本から見たら雑然としている感じも、中国ではこれが普通なんでしょう。ニュース映像からでは分からない、今の中国の風景だよなあ。
ど根性の潜入捜査に「大丈夫なの?」とドキドキ
狭い空間の中を包む、張り詰めた空気。ある道具を使った攻防戦がさらに緊迫感を増す。テクノロジーに支えられた潜入捜査というよりは、ど根性に支えられている。そんなアナログ感が「もしかして失敗するんじゃないか? ここまで深く潜入して失敗したら、とんでもないことになるぞ!」と、ドキドキしてしまう。
驚きの展開、そして結末!
そのドキドキ感がずーっと続いたあと、あるきっかけから始まる驚きの展開! なんて言ったらいいんだろう…。冒頭に感じた中国っぽさが現れたと言っていいのかなあ…。そうか、この作品、細かいところに多少目をつむっても、観ている人の感情を持続させていっているんだ!
あなたならどうしますか? ここまでの潜入捜査のあと、どういうクライマックスを持ってくるか。そんなことを考えると、この結末もありかなあ、と思うのです。
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