109シネマズ名古屋で「イントゥ・ザ・ストーム」を観る。ラストカットを観て思った。今を楽しく生きている人が一番強い。
直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……。
予告編だと「竜巻に襲われて大変!」みたいな印象しかないけど、もったいないなあ。それだけじゃない作品なのに。だからこそ、最後に「今を楽しく生きている人が一番強い」って感想を持ったんです。
自然災害が起きた後、被災者の人生は大きく変わってしまう。生活プランはもちろん、人生についての考え方も。この作品に出てくる登場人物たちも、竜巻が去った後の行動を観ればその変化を感じる。
いつ災害に遭うか分からないし、人は突然死んでしまう可能性だってあるんだから、あまり将来のことをガチガチに決めてしまうのは未来への柔軟性を奪ってしまうかもしれないな、と思っていたのです。ラストカットを観るまでは。
ラストカットを観ちゃうと、将来のことを決めるということもバカバカしく思えるんです。今を楽しく生きていればそれでいいんじゃないか、と。なんであのカットを入れたんだろう?
あのカットがあるかないかで、印象が全然違うんだけどなあ…。たぶんね、たとえ忙しく働いていても、今に不満があっても、逆に何も考えていなくても、きちんと「今」を生きていることが大切なんじゃないかって言いたいのかもしれないな。未来への先延ばしは、突然できなくなるかもしれないからしない方がいいよ、って。ボクはそう感じたなあ。
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