17日月曜日のアニメ「ブラックジャック」は、「シャチの贈りもの」。これ、原作では「シャチの詩」という作品でした。ボク、原作はあんまり好きじゃないんです。シャチが死んじゃうっていう、いい終わり方じゃないから。ところが、アニメではハッピーエンドになってる。シャチが助かってるんですよ。でも、だからと言ってボクが「ああ、よかったなあ」と思うかっていうと、そうは思わない。原作では唯一の友達だったシャチが死んじゃうことで、はじめてピノコが言った「今はひとりぼっちじゃないわよね」っていうセリフが生きてくると思ってます。原作が好きじゃないのは、そのせい。寂しくなるから。でも、そんな気持ちにさせなければ、この作品の魅力は半減すると思うんだけどなあ。何でもハッピーエンドにするんじゃなくて、見たあとに寂しい、やりきれない、思い気持ちになるって言う骨太な作品があってもいいと思います。そこから「思考する」というプロセスが生まれると思うからです。そう、「妖怪人間ベム」もそんな感じ。みなさん、この手の作品って何か知ってます? アニメに限らず。
2005年1月24日 at 10:20 PM
けんいちくんの言うとうりだと思います。ブラックジャックの奥深さが損なわれてしまうと思います。