TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「家族はつらいよ」を観る。夫婦にはどの世代にもこういう普遍的な問題があるんだなあ。

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山田洋次監督作品『家族はつらいよ』公式サイト

長男・幸之助(西村雅彦)の一家、次男・庄太(妻夫木聡)と3世代で同居をする平田家の主、周造(橋爪功)。妻・富子(吉行和子)の誕生日であることを忘れていたことに気付き、彼女に何か欲しいものはないかと尋ねてみると、何と離婚届を突き付けられる。思わぬ事態にぼうぜんとする中、金井家に嫁いだ長女・成子(中嶋朋子)が浪費癖のある夫・泰蔵(林家正蔵)と別れたいと泣きついてくる。追い掛けてきた成子の夫の言い訳を聞いていらついた周造は、思わず自分も離婚の危機にあることをぶちまけてしまう。

引用元:映画『家族はつらいよ』 – シネマトゥデイ

夫が見ても妻が見ても「分かる分かる分かる!」の大合唱

周造の立場から見ても富子の立場から見ても「分かる分かる!」っていう気持ちになるようなセリフや仕草がいっぱい入ってる。熟年夫婦がこの作品を観て、俺の、あるいは私の気持ちが分かるか! ってパートナーに言って、歩み寄れる…かなあ。

奥さんから見たら「あなた、あれでいいんですよ」って旦那さんに言うだろうし、旦那さんは「それができたら苦労はしない」って奥さんに言うんだろうなあ。たぶんそこは、平行線。

どの世代にもある、夫婦の普遍的な問題

そして、3組の夫婦としてのキャリアがグラデーションになってるけど、トラブルになる根本的なものって一緒なんだなあと思う。そして、これから夫婦になる二人も、いずれ…ね。

夫と妻の関係は、いつの時代でも変わらないのだ、と訴えかけてくる。そして、いろんなことがあってもこうして乗り越えていくんだよ、ということもスクリーンを通して感じた。

サッカー選手に例えたらこんなタイプ

シンプルなプレーだけど、ボールを持っていないところで常に味方の位置を確認しているような、細かい仕事をしているミッドフィールダー。