センチュリーシネマで「太陽」を観る。変化をしなきゃいけないけど、それが単なる独りよがりになっていないか、自分の行動を強く戒められた気がした。

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映画『太陽』公式サイト 2016年4月23日、「沁みる」ロードショー

バイオテロによって人口が激減してしまった21世紀初頭の世界で、ウイルスへの抗体を持った新しい人類が誕生する。優れた知能と若く健康な肉体を誇る彼らは、自分たちをノクスと呼んで社会を支配するように。しかし、紫外線に耐えることができずに夜間しか活動できない弱点があった。一方、ウイルスの感染を免れた旧人類はキュリオと呼ばれ、ノクスから見下される存在になっていた。キュリオの青年・鉄彦(神木隆之介)はノクスに憧れるが、幼なじみの結(門脇麦)はキュリオの復権を願っていた。

引用元:映画『太陽』 – シネマトゥデイ

善と悪、二項対立じゃなかった!

変わることができた人と、変わることができない人。この作品は、このふたつの対立かと思ってた。だから、このあとはこんな展開になっていくんだろう…と想像してた。子供の頃に観ていた、タイムボカンシリーズのように。

それは、四国に展開していったキュリオたちが立ち上がっていくんだろうと思ったから。ところが、ストーリーはクライマックスに向かって、ボクの想像とは全然違う展開に!

入江悠監督作品ならではの、長回し!

その集大成ともいえるのは、部屋で繰り広げられる長回しのシーン。さすが入江悠監督、あの「サイタマノラッパー3」を観た時の衝撃がもう一回あったよ。

自分は「変わり下手」だ

しかしなあ…。ボクがこの作品の中で、どの立場が一番近いかっていったら、四国に行った人たちなんだよなあ…。大きく変わることはできないけど、現状を変えたい。変わることを拒んでいる人たちに対するいらだちのようなものは、分かる。

そして、この人たちは結局、変わることができなかった。変わることをあえて拒んだ人と、大きく変わることを選んだ人たちが生き残っている。

この作品を観ながら、自分がどのカテゴリーに近いかを考えるのも、おもしろい。ボクはちょっと、反省しました。この先どう変化していくべきかの、いいお手本になった。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

玄人好みの思慮深いプレーができる、守りの選手。相手の攻撃の起点をしっかり抑えるプレーヤー。