ロードランナーはご存じでしょうか。ボクが小学校3年生のときに発売されたゲームだったと記憶しています。迷路になっている地下から金塊を取り、出口から脱出するというシンプルなゲーム。動き回る敵のロボットを避けつつ、全50面をクリアするものでした。その後、続編のチャンピオンシップロードランナーは迷路の広さは前作の2倍、難易度も上がり、前作でさえクリアできなかったボクは手も出しませんでした。

そして、現在。ニンテンドーDSでロードランナーをやる機会がありました。苦手なのは当時のまま、あのときの記憶を頼りに進めてみると、これがどんどんクリアできる! やはり小学生の頭と大人になった頭とは違うんだ! ボクはもう、この程度のパズルゲームは簡単にクリアできるようになったんだ!

…と思ってましたけどね。気がついたら、2画面あるうちの上を見ていたボク。そこには全体図があって、自分の位置と金塊の位置、そして敵のロボットの位置がGPSのように逐一反映されています。このおかげで、先の危険をどんどん回避できるんです。自分の先に敵がいるのかどうか分からなかったのがこのゲームの面白さだったはずなのに、すっかり堕落した大人の姿がここに。大人になるってことは、こうやってズルをすることなのね…。いや、ズルじゃないんだけどね。