109シネマズ名古屋で「君の名は。」を観る。観ていると誰もが、10代後半になれる。
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
各回満席。こんなに人気があるとは!
前日に「後妻業の女」を同じ場所に観に行ったんだけど、その時に、この作品のレイトショーが満席のアナウンスを聞いていた。なので念のためにチケットを事前に取っておいたんだけど、この日も自分が観る回と、その次の回が満席。すごい人気だ!
これはとんでもないヒットになっている…! と感じた作品。その理由は、ここまで年を重ねてしまったボクはもう分からない。
10代後半になれる作品だ
遠く離れたふたりが、体が入れ替わることで互いに心が通うようになってくる。すい星がやってくることもあって、ロマンチックな気分がさらに加速する。織姫と彦星の物語も連想できるよね。
そう、これは心がキュンとする物語。観に来ている人は、そこに心を動かされる。自分の学生時代も振り返ることができた。こういうこと、現役の時にあったかなあ…と。
カットのひとつひとつも、美しい。これもまた、高校生くらいの年代にあたる10代後半の気持ちを表しているようだ。40代に入っている自分には、懐かしいものだ。
きっとボクには、感じ取れていないものがいっぱいある。それをもう一度、観なおしてみようか。なにしろこの作品、ボクはストーリーに圧倒されてしまったから。
サッカー選手に例えたら、こんなタイプ
芸術的なテクニックでシュートを決めるストライカー。観客をわかせ、そのテクニックにうならされる。
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