109シネマズ名古屋で「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」を観る。派手な演出と心の成長。ここまで楽しめる作品だとは思わなかった。

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映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』オフィシャルサイト

アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)がリーダーのマジシャン集団、フォー・ホースメン。イリュージョンショーを繰り広げては不正に搾取された金を奪取してきた彼らが、再び出現し注目を浴びる。しかし、新たなショーでハイテク企業の不正を暴こうとするが、何者かによってイリュージョンは失敗に終わる。その裏に、ウォルター(ダニエル・ラドクリフ)という天才ハイテクエンジニアの存在があった。

引用元:映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』 – シネマトゥデイ

現実的ではない世界だけど興奮。映画とマジックは相性がいい

映画とマジックは相性がいい。どちらも観客に現実ではないものを見せるから。カメラワークの見せ方、演じている人たちの動きとCGがうまく融合して、ありえない世界をみせてくれた。

大掛かりなトリックも、冷静でいたら「そんなわけないだろ」と思ってしまうんだろうけど、この世界に関していえば納得してしまう。

ボクも、最後でちょっとテンションあがったもん。いいぞ、ホースメン! こういう人たちが現実にいたら、おもしろいだろうなあ。

いや、もうこの際、ホースメンじゃなくてルパン三世の一味でもいい! 悪を暴くとか、何か盗むとかじゃなくて、世界をワクワクさせてくれるものがあったらいいな、と思ったよ。

それって、昔は iPhone をはじめとするアップルの製品だったし、最近では Pokémon GO かな。

アトラスの成長も観ごたえがある

違う面から観ごたえがあったのは、アトラスの葛藤と成長。これが、派手なイリュージョンとは対極にあって、この作品の世界に奥行きがでていた。前作を観ていなくても「あ、そういうことね」って分かるので、心配なし。このふたつのバランスがよくて、最後までのめり込んで観てました。

サッカー選手に例えたら、こんなタイプ

スタジアムから喝采を浴びるスタープレーヤー。前線に飛び出す動きは相手も見切れない。